みなさんへ
これまで、Ladies Rebornの茶話会にご参加いただいたみなさん、ブログでわたしのことを知っていただいていたみなさん、改めまして、Ladies Reborn主催の咲希です。
HPやブログを見て、あれっ?と思われた方も多いと思うのですが、
皆さんにお知らせさせていただきたいことがあります。
実は以前から、いつか言い出せる日がくるといいなと思っていたことがあります。
上手く伝えられるか分からないけど、なるべく正直に書きます。
わたしは、がんになってから、咲希と言う名前を自分に付けました。
本名は佳世といいます。
だけど、本当の自分の名前を隠してしまいました。
なんで?
えっと…
一言で言うと、怖かったんです。
現実を受け止めるのが。
がんになったことを周りに知られるのが。
「佳世ちゃん、“がん”なんだ。」
そう知られてしまうのが、怖くて仕方なかった。
子宮、卵巣を全て失って、わたしは一体誰なんだろう??
女性として、全く自信がなくなり、
自分のアイデンティティが分からなくなりました。
病気になるまで人前に立つ仕事をしていたのもあって、本名を名乗ることに余計に戸惑いました。
でも、受け止めて進んでいかなくちゃ…
そう思い続けてきました。
う~ん…
やっぱり上手く言葉になりません。
ごめんなさい…
元気だった頃の自分と、病気になってからの自分。
どちらも、わたしなんですよね…
そのどちらでもある「わたし」を認めたいと願っています。
今も気持ちに整理がついたわけではありませんが、名前を本名に戻すことにしました。
正直、これまでのまま咲希として活動をしていった方が良いのではないかと、大変悩みました。
けれど、患者会を主催したり、外に向かって色々な活動をしていくにつれ、咲希として過ごす時間の方が圧倒的に多くなり、2つの名前を使い分けることがしんどくなってしまいました。
これまでは元気だったころの自分と、病気になってからの自分を、何処かで自分の気持ちを別に考えてしまっていたのですが、
その分離していた気持ちをゆっくり混ぜ合わせていきたいと思うようになりました。
まずは自分を受け入れることから…
もう一度始めてみようと思っています。
時間はかかっても、少しずつ色んなことを受け止めていけたらいいな…と思っているので、見守っていただけると嬉しいです。
がんになったのはとても辛いことですが、この経験を通じて感じている想いがたくさんあります。
若年婦人科がん患者会 Ladies Reborn を立ち上げたのも、その数ある想いの一つです。
わたしにできることは小さなことかもしれないけれど、優しい社会を作っていきたいです。
みなさんの応援を胸に☆彡
いつも、ありがとうございます。
突然のお知らせでビックリさせてしまったことと思います。
本当にごめんなさい...
これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
佳世 (Kayo)